2005-07-14

日記

日記28日目. 7:30 起床.

出社, 始業30分前だというのに新人達は半数が来ている. それを続けられれば幸せな社会人生活を送れるであろう. 眠い. しかし作業を急がねば. そそくさと続きを始める.

研修レビュー. 昨日とは別の新人に見積りや仕様策定の説教. フォーマルな仕様を作る必要はなく, しかし他人にお願いできる程度の仕様は作っておいた方が手助けされやすいとか, そんな話. , ここ数日は社会人プログラマとしての説教を優先している. 本当はコードレビューをしたい. 本来はどちらも欠かせないのだが, 相対的に社会人技能の方がおろそかになりがち. (面白い話ではないから当然だ.) せっつかねばならない. コードレビューはそれなりに尊敬を集められるから楽なのだけれど, 説教はうっとおしがられる. 汚れ役. ボランティア兼布教活動と割切る.

チームのレビュー. まずは配属されている新人のコード. 大量の指摘事項. 前回のレビューから一週間経ってしまっていた. 不覚. もっと頻度をあげないとターンアラウンドが長過ぎて成長しない. 次に作ったサンプルデータや文書をチームでレビュー. 成果物はソースコード以外もレビューすることを目標にしている. 文章のレビューが得意な博士の同僚がおり頼もしい. ばしばしと添削.

成果物リリース. といってもファイルサーバに上納するだけ. この達成感のなさは空しい. 実際何の達成していないし, 相手は品質に不満, 加えてプロジェクトは続くのだから仕方ない.

社内の古株から権力者へコード・レビューを推薦するメール. プッシュした甲斐があった. 援護射撃をと思うも, 冷静さと保ちつつ説得力のあるアジテーションを用意する気力なく保留. 明日は何か書こう.

明後日行うレクチャーの準備. ごくごく基本的なことをトピックで, とい話なので Effective XX と銘うつ. トピック毎に例の "1 項: xx をしよう" というのりで. こういうのは楽しい. しかしそばを通りかかった上司に "それやってるのか. プロジェクトが進められないね" と声をかけられる. 悪気はなさそうで, むしろ同情してくれたのだろう. 彼にとっては不本意なリソースの横取りなのかもしれない. ここ最近は人員を他プロジェクトのヘルプに奪われ, しかし外部からの圧力は減らないという理不尽さに苛立っているようだから. 気持はわかる. 積極的な支援は期待しないでおく. 邪魔されないのは十分に幸いだろう. このレクチャーのおかげで凄腕一人月の損失を防げるなら安いものだと思う. もっともこれら一連の活動がもたらすはずの生産性向上を疑わない私の見積りだから信憑性は薄い. 時間をかけて証明するほかない.

09:15 出社, 24:30 帰宅. 昼飯 定食屋 A (茄子そぼろ), 晩飯 am/pm.